HRB 400鋼筋は、中国標準の熱間圧延リブ付きバー(GB/T 1499.2)で、最低屈服強度が400 MPaあり、中国および中国標準を採用する国際プロジェクトで広く使用されています。このグレードは第3世代の高強度鋼筋に属し、バナジウムやニオブなどの微合金元素または熱機械処理を組み合わせることで、強度、延性、靭性のバランスを実現しています。HRB 400鋼筋は表面にリブがあり、3本の縦リブと周期的な横リブが配置されており、従来の平滑鋼筋よりも接着強度が20%高く設計されており、さらに最大力時の最小伸長率(Agt ≥7.5%)を満たして耐震性能を確保します。製造プロセスには制御された圧延と冷却が含まれており、過剰な炭素含有量(通常0.22〜0.25%)なしに細粒のフェライト・パールサイト組織を形成し、力学的特性を向上させます。これらの鋼筋は一般的に中国の中高層ビル、橋梁、インフラプロジェクトで使用され、東南アジア、アフリカ、中東にも輸出されています。主な利点としては、低強度グレード(例:HRB 335)に比べて材料使用量が削減でき、さらに高い熱安定性による防火性能の向上があります。GB/T 1499.2への適合には厳格な試験が必要で、化学分析(硫黄およびリン含有量≤0.045%)、引張試験(破断強度≥540 MPa)、曲げ試験(直径25mmのバーでは3Dまんじゅう周りに180°曲げ)が含まれます。HRB 400鋼筋は沿岸部のプロジェクトではエポキシまたは亜鉛系塗料でコーティングされ、また寸法精度(直径公差±0.5mm)が接続部分で重要となるプレキャストコンクリート要素でも使用されます。